さぁいよいよ登山する時がやってきましたね!「あっ!忘れ物」と取りに戻れませんのでここできちんと何日も前から事前に準備しておきましょう。
今回はどのような山に登るのでしょうか?何時頃に家を出てどのルートで登り始めて、何時頃どのルートで下り何時頃帰宅するのか。
これらを明確にする登山計画書というものがあり用紙に記入をした後登山口のポストと警察署や家族、友人に渡しておく事により予定時刻を過ぎても下山報告が無ければ家族や友人が警察署へ連絡する様にしておいて下さい。
今は簡単に電子申請も出来るので必ずしておいてください。登山計画書を提出した(電子申請含む)警察署が無事に下山出来たのかは確認は致しませんし、又下山届も必要ありません。
登山計画書って何?毎回必要なの?
登山計画書の必要性や記入方法など載せています。簡単に携帯やパソコンからも出来ますし用紙一枚からでも。
後悔しない為にも用紙一枚の重みを知るために是非参考にして下さい。
ただ警察の方々に迷惑をかけない様に下山したら直ぐに家族や友人には下山した連絡を忘れずにして下さいね!
あなたから連絡が無い家族や知人が心配して、あなたに電話しても圏外で繋がらなかったり、電池切れになって連絡を忘れていたら家族や友人は更に心配して「下山していません!捜索お願いします!」なんて事になったら・・・収拾つきません。
ただそこまでする必要ある?と思うかもしれません。「今日登る山は何度も登っている低山だし早めに下山して帰るよ」が危険です。
低山でも遭難はしますし万が一滑落して動けない状況に陥り、しかも雨が降ってきた場合には夏でも低体温症になり命の危険があるので登山は何事も慎重に取り組んでいても危険が潜んでいます。
はじめて登山で持って行く必要な道具は?
それでは一緒に☑確認していきましょう!季節や登る山などで色々変わってはきますが持ち物「OK?」欄にチェックしていきましょう。
◎必須〇あった方が良い△どちらでも良いが好みで※季節により判定は変わりますが◎必須は変わりません。
判定 | 名称 | 詳細 | OK? |
◎ | 登山靴 | 履き慣れましたか?靴紐の確認をして下さい。 | |
◎ | ザック | 必要な物だけ詰めて登る。服装を整えベルトの調整をしましょう。 | |
◎ | レインウェア | 命を守る物。予備ではなく常備です。防寒着代わりにもなり安心です。 | |
◎ | 登山計画書 | 警察署・家族or友人・自分の3~4部作成後記入し提出しておく事。 | |
◎ | 健康保険証 | 登山中に怪我をした場合近くの病院で受診する際に必要。コピー不可の場合もある為事前に登山をする麓の病院の場所や診察時間など調べておいた方が安心安全。 | |
◎ | ビニール袋・ゴミ袋 | レジ袋有料化ですが何かと便利です。昼食・行動食のゴミを入れたり、汗で着替えたTシャツ等入れる。 | |
◎ | ザックカバー | ザックの中身を守る為。 | |
◎ | お水 | 荷物を含む体重(㎏)×5(㎖)×行動時間(h)=〇gは持って行って下さい。 | |
◎ | タオル | 汗や雨で濡れた身体を拭う。下山後の温泉にも。 | |
◎ | 帽子 | 日焼け防止。冬は耳まで隠れる暖かいのが良い。 | |
◎ | グローブ(手袋) | 怪我防止。出来れば防水透湿素材のものが良い。 | |
◎ | 水筒・飲料 | 登山用軽量の水筒が無ければペットポトルでも良い。 | |
◎ | 地図・コンパス | チームの誰かが持っていれば良い。 | |
◎ | 携帯電話+モバイルバッテリー | 緊急通信手段とし電池切れが無い様にモバイルバッテリーがあれば便利です。宿泊では必須。 | |
◎ | ヘッドランプ | 明け方前に登るのに必須。首にぶら下げるタイプ等もある。 | |
◎ | エマージェンシーシート | 身体を冷やさず体温を保持する為。 | |
◎ | 緊急セット | テーピング・頭痛薬・下痢止めなど万が一の時に。 | |
◎ | ロールペーパー・携帯トイレ | ロールペーパーは少しで良い。環境維持の為ジップロックもセットで。 | |
◎ | 行動食・非常食 | 調理しない簡易的なチョコやナッツなど。 | |
〇 | 腕時計(登山用時計) | GPS機能が付いているのが良いですね。もちろん防水。 | |
〇 | カメラ | 携帯電話の電池切れ防止。思い出、記録を残す。 | |
〇 | ストック | 補助的に楽です。足や膝への負担を軽減します。 | |
〇 | ゲイター | 小石や雨などの侵入を防ぐ。宿泊や雪山では必須◎ | |
〇 | ライター | お湯を沸かしたり、非常用に一つ持っておこう。 | |
〇 | マグカップ | 食後や早朝のコーヒー飲みたいですよね。 | |
〇 | ゴトク・コンロ | これを持つならガスもクッカーもセットですね。 | |
〇 | クッカー・食器類 | 調理してそのまま食べられるコンパクト化されたものが良い。フォーク&スプーン、割りばしでも良い。 | |
〇 | Tシャツ・衣類 | 登山途中や頂上での必要最低限の着替え。雨に濡れると身体が冷えるので着替える。 | |
〇 | 多機能万能ナイフ | 何かと非常用に役に立つ。 | |
〇 | 筆記用具 | 出来事や休憩場所など控えておく。 | |
〇 | ポケットティッシュ・キッチンペーパー | 昼食後や夕食後のクッカー拭き取りなど | |
〇 | お金 | 山中のトイレ使用や下山後の温泉や飲料水を購入したり診察費などの為。 | |
△ | サングラス | 紫外線保護。雪山では◎ | |
△ | 虫よけ | 気になる方は是非。 | |
△ | 日焼け止め | UV対策として、こまめに塗り直すのが日焼けしにくいポイントです。 | |
△ | レジャーシート | 岩場が無かったり地面が濡れていた時助かる。 |
個人用とパーティー用と手分けしよう
これは実際に私達のパーティーで持ち物担当を決めているんですが、例えば各個人では行動食は自分好みの物を持ち歩いていますが飲食店に勤務されている方には皆の非常食を持ち歩いてくれています。
外仕事で体力がある方には携帯トイレやシートなど持ってくれていますし医療関係に勤めている方には緊急セットを持ってくれたりパーティーで一つしか必要のない道具は担当を決め荷物を少しでも軽くしましょう。
そして初心者や体力が無い方からコーヒー休憩などのお水を使用して少しでも軽くしてあげましょう。
使用頻度の低い物から詰めていこう
持ち物が決まればザックの前に並べてみましょう。そして使用頻度の低い物からザックに詰めていきます。
最後の方(上の方)は使用頻度が高いので直ぐに取り出せる様に詰めてみましょう。
又重量のバランスも大切で着替えやロールペーパーなどは使用頻度が低く軽い物は一番底に詰めましょう。その上に水や調理器具など詰めて、その横にレインウェアや食料、ヘッドランプやマグカップを詰めて最後に行動食やエマージェンシーシート、地図やコンパスなど使用頻度が高い物は一番上に詰めましょう。
ザックの雨蓋が付いている物は直ぐに取り出せる事が出来て楽ですしショルダーハーネス部分に水筒や行動食、地図など入れたりも出来ると楽ですね。
上がスカスカにならない様に上下のバランスも考え左右のバランスもお水は両端に詰めるなど身体が左右に振られない工夫を考え少しでも負担がかからない様に詰めて下さい。
まとめ
いかがでしたか?はじめての登山で持って行く必要な道具を忘れない為にも☑確認欄は埋まりましたか?
- チームで使用する必要な物は担当者を決めておこう。
- 使用頻度が低い物から詰めて直ぐに取り出せる物は上の方へ詰める。
- 当日登山に行く格好をして重量のバランスが上下左右均等になる様に詰め方やベルトの調整をしておく。
- 健康保険証は紛失しない様にきちんと管理する事。
- 登山計画書の提出と下山した時の連絡を忘れずにする事。
さぁ必要な持ち物が揃いましたね!登山を楽しみましょう!
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