これから登山をはじめる方から超初心者の方まで装備・持ち物や保険やマナー等 安心・安全・快適に登山を楽しめる様に徹底解説していきます

登山靴はハイカットがオススメ!?初心者が失敗しない選び方

登山靴って高価で簡単に買い替え出来ませんよね。この記事では、そんな登山初心者の方に失敗しない登山靴の選び方を載せています。

これから登山をするか迷っている方もしっかりと装備を整えないと怪我を発生させてしまうリスクが高くなる為、目的に合った靴を選択するのに是非参考にして戴ければ幸いです。

登山靴の各部名称 

匂わないはずなので、私の汚れた登山靴で説明させていただきますね( ノД`)

各機能について説明しますね。

  1. タン:足首の前面を覆う柔らかいクッションで靴紐が食い込まない役目も果たします。
  2. シューレース:靴紐の事を言います。主流は丸型で中に芯が入っておりかなり丈夫に作られています。
  3. フック:紐を外側からかけるパーツです。
  4. アイレット:紐を穴に通すところです。
  5. アッパー:靴表面の生地で柔らかいと歩きやすく、硬いと怪我のリスクが減少します。
  6. パッド:足首に柔らかい部分で覆っており表面から受ける圧力を和らげてくれます。
  7. ミッドソール:衝撃を吸収しクッション性や柔軟性を向上させてくれます。
  8. ヒールカップ:かかとを安定させる部分でサイズが合っていないと浮いたり靴擦れの原因となる。サイズ合わせで最も重要な場所でヒールカップに合うサイズを購入して下さい。
  9. アウトソール:岩場でも表面の溝で滑りにくくなっています。硬いアウトソールだと背負っている荷量が増えたとしても歩きやすく疲れにくいです。
  10. ランド:つま先部分でアッパーとソールを繋ぐ硬いパーツで安定性が向上します。

登山靴には大きく分けて3種類ある

【1】ハイカット

出典:モンベル

全体的に硬く重量があり、くるぶしまでしっかりとホールドされています。
足場の悪い岩場や重い荷物を担ぎながら急斜面でも安定感がある歩行が出来ます。
硬いソールが足元を守り長時間登山道を歩くのに向いています。

【2】ミドルカット 

出典:モンベル

ハイカットモデルと変わらない程の丈で足首をしっかりホールドします。
全体的に柔らかく可動域が広く動きやすいソールが柔らかめで登山初心でも履きやすく登山靴に慣れていくのに良いです。

3】ローカット

出典:モンベル

スニーカーに近い形状で足首を覆うものが無く全体的に非常に柔らかいです普段履いているスニーカー感覚で履けてしまいますが足首の保護が無い為捻挫する可能性が高いです。
しかし高いグリップ力を持つローカットが活躍する場は低山に分類されている。

1,000m以下の山々や山に設けられたコースを走ってタイムを競うトレイルランニングや近所の低山やハイキングなんかに向いています。

登山靴はハイカットがオススメ!?

ローカット・ミドルカット・ハイカットの違いから「自分はどんな山を登るのか」を考えてみましょう。

それでも解らなかったり悩んでしまう場合には店員さんに自分が登る山の事やこれからどんな山に登ったり何でも話せばきっと良いアドバイスを戴けますので思い切って聞いてみましょう。

ハイカットは足首まで固定されるので砂利など入らず、捻挫もしにくく疲れにくい。ただ重たいんで初心者の方は先ずミドルカットを購入してはいかがでしょうか?

私も最初はミドルカットですしハイカットと使い分けていますが最近は日帰り登山が多いのでミドルカットばかりです。ミドルカットでも宿泊も富士山も全然問題ないですよ。

登山靴の正しいサイズの選び方

足の「むくみ」で夕方に靴を購入されている方が多いかも知れませんが登山靴を使用される時って早朝からお昼過ぎにかけてじゃないでしょうか?

私が初めて登山靴を購入する為お店へ行き店員さんに色々聞いた所「夕方は足がむくむので厚めの靴下を履いて夕方に買われるのが良いですよ」初心者で無知な私に丁寧に教えて下さり店員さんと一緒に細かく店舗中歩いたりして20分程経ち納得して決めました。

しかしっ!やはりと言うべきか少し大きくて下りの時踏ん張れずつま先が痛い!皆さんは日帰りでも泊まりでも何時頃登山で歩きますか?

当たり前の事なんですけど靴を履いて歩く時間帯に負担がかかるので一番歩く時間帯にピッタリサイズが適していると言う事なんです。

この靴で1日中歩けるだろうか?急斜面や下りの時痛まないだろうか?1サイズ上の靴も試着させてもらい歩いたり色々想定してみましょう。

初心者が失敗しない選び方は

登山用靴下は着用して登山靴を履こう!

普段履いている靴下ではなく厚めの登山用の靴下を履いて試着し登山靴を履いた後つま先を靴の内側の先端に当てた状態でかかとに指1本分入る程度が登山靴のサイズ合わせが成功と言えます。

この為通常履いている靴よりも1cm程度大きくなります。こうする事により下りの時つま先に空間が無いと指を痛めてしまうからなんです。自分に合った厚みの登山用靴下で統一しましょう。

まとめ

いかがでしたか?購入前に失敗しない選び方では、あなたがどんな山を登るのかで登山靴のタイプが変わってきます目的に合った登山靴を選んで下さい。

夕方足のむくみを気にせず登山する時間帯でピッタリサイズを選びましょう。出来ればゴアテックスなどの防水性に優れたのがオススメです。

靴下は普段履いているのではなく登山用の厚めの靴下を履いて「つま先当てて、かかと指1本分空けた」サイズがベストです。靴下の厚みでサイズが変わってくるので注意です。

先ずは良い登山靴を選び安心安全に登山が出来ます様、登山靴置き場にある簡易岩場で登り、下り、段差等色々と試して下さいね。

下りの横向き等、手すりが無い場合は友達や店員さんに横に居てもらう様にして下さいね。靴を買いに来たのに怪我をしては恥ずかしくて言えませんからね(/ω\)